🔸暴落後のチャート(ダウ/日経/為替)
暴落後の立上りチャート
- 2008年(リーマンショック)
- 2018年前半のチャート
- 2019年前半(フラッシュクラッシュ)
今回の新型コロナ助によるキテレツパンデミックに関して、一旦の底値は過ぎた。
今後の上昇や、さらにその後の押目もしくは二番底を想定するうえで、過去のチャートをまとめてみよう。
以下、ポイント。
- 暴落時における底値からの立上りに関して、短くても3ヶ月以上は上昇する可能性が高い。妥当な期間は約半年。
- 上記の後、抵抗線を割って押目をつける。その際に割った後の戻しが上値をあげて来なければ、二番底へと発展する。リーマン以来の上昇トレンドが今回で崩れているので、その後の動きは現時点では未知数。
- 2018年と2019年は共に5月のセルインメイで大きく下げている。但しそこでトレンドの変換はまだ起きてなく、この後もアノマリー通り9月の彼岸底まで横横して再度上昇している。
▪️1.2008年(リーマンショック)
🔸NYダウのチャート
今回の新型コロナ助でリーマン以来の上昇トレンドが崩れた。今後の中長期を想定するのは難しい。
サポートラインが段階的に緩やかになっていった。
底値からの3ヶ月で急速に回復した。その後も緩やかに上げていった。
🔸日経平均株価のチャート
ダウと比べて底値からの回復にもたついた。これは円高の影響も大きい。しかしダウや為替の上昇へ追いつくようにして急回復する。
今回の新型コロナ助で、ダウ同様に上昇トレンドが崩れた。
回復がもたついたと言っても、半年以上は上昇を続けた。2010年の年明けから落とす前の予兆として、年末前に一度サポートラインを割っている。
サポラインを割るまでは、押目を付けながら半年以上は上昇した。
🔸為替(ドル/円)のチャート
ダウが底値を付けてからも円高が進行して、日経回復の重しとなる。現状は2004年型に類似していて、危険な感じがする(最後に為替だけ別途チャートを添付)。
日経と同様に2009年後半にサポートラインを割り、2010年の年明けから本格的に落としていく。
ダウや日経が底値から回復した動きとは別の流れ。
▪️2.2018年前半のチャート
🔸NYダウのチャート
特徴的なのは、一番底と同等の底値をその後も付けたところ。
約半年間を上昇して、フラッシュクラッシュへ。
押目をつけた後の反発が弱かったのがサインとなっている。
🔸日経平均株価のチャート
ダウ同様、二番底三番底をつける。
三番底から半年以上は上昇。
一番底よりも三番底の方が深く掘る。三番底から約2ヶ月は急回復している。
🔸為替(ドル/円)のチャート
ダウや日経とは異なった動き。
底値をつけた後は、2018年の間はフラッシュクラッシュまで上昇を続けた。
▪️3.2019年前半(フラッシュクラッシュ)
🔸NYダウのチャート
底値から1年以上の上昇を続けた。
底値から3ヶ月弱は急回復した。
🔸日経平均株価のチャート
ダウとは異なり円高に引っ張られて落としている。但し、その後は為替ではなくダウに歩調を合わせて年末に掛けて急上昇した。
為替は抵抗線を越えてこなかったのに対して、日経は押目をつけて突き抜けた。
ダウとは異なるが、それでも4ヶ月以上は上昇を続けた。
🔸為替(ドル/円)のチャート
改めて新型コロナ助による動きが異常であることを実感する。
フラッシュクラッシュから約4ヶ月で再度円高へ向かい、日経の上値を重くする。
日経とは異なり、レジスタンスラインは越えれずサポートラインを割っていった。
▪️2019年前半(フラッシュクラッシュ)
🔸為替(ドル/円)のチャート
現状の為替を2004年型に類似していると想定中。¥100へ触れる→上げる→再度¥100へ近付ける→また上げる→¥100を割り本格的な円高へ=景気後退へ。
【補足】
↓備忘、シンクマネ〜より抜粋。
1995年 バブル崩壊後
1ドル = 80円
1997年 アジア通貨危機
1ドル = 140円
1999年 ユーロ誕生、相場が安定
1ドル = 100円〜130円
2008年 リーマンショック
1ドル = 87円
2010年 ユーロ危機
1ドル = 83円
2011年 東日本大震災
1ドル = 76円(戦後円史上最高値)
2012年 アベノミクス
1ドル = 93円
2014年 金融緩和政策
1ドル = 120円