🔹株 製紙会社4社
製紙会社4社の株価チャートを、日経平均株価と比較してみる。
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旧王子製紙のうち十條製紙を継承。製紙2位。家庭紙は『スコッティ』『クリネックス』ブランド。
- 王子HLD
製紙国内首位、段ボール、パルプ、感熱紙のアジア、南米展開など海外先行。
板紙から段ボールケースまで一貫。板紙専業首位、製紙業界3位。軟包装など樹脂系包材も注力。
業界4位、紙・板紙主力、『エリエール』ブランドで家庭紙首位級。北越コーポの持分会社だが距離。
🔸現在の6ヶ月チャート
日経と比べて、既に4社ともリバウンドを開始している。コンビニ3社とは違い、同じような動きをしている様子。どこまで続くのか?どのような展開となるのか?過去のチャートから想定してみよう。
(日経)
(日本製紙)
(王子HLD)
(レンゴー)
(大王製紙)
🔸現時点での業績。
4社とも対前同でほぼ増収増益(王子が売上高は若干落ちる)、進捗率も3Qで全て70%超えている。新型コロナ助の影響でさらに増収となるのかな??もしプラス要因となれば、狙い目の業界にしか見えない。
日本製紙が前期の純利益でマイナスとなっているのは、特損(生産体制の再編に伴う費用や新聞事業などの減損)を計上した為。今期への影響はないと考えると、株価の近い大王製紙と比較して配当金がめっさ良いので、今月の権利確定で買いが入ってもおかしくない気がする。
(日本製紙)
(王子HLD)
(レンゴー)
(大王製紙)
🔸2018年前半
基本的には日経と連動している。日本製紙と王子HLD、レンゴーと大王製紙が近い動きをした。
(日経)
(日本製紙)
(王子HLD)
(レンゴー)
(大王製紙)
🔸2019年前半(フラッシュクラッシュ)
4社とも素直に日経と連動している。上昇の早かった日本製紙とレンゴーは横横からの急落後も直ぐにまた上げているが、大王製紙は戻りが鈍かった。
(日経)
(日本製紙)
(王子HLD)
(レンゴー)
(大王製紙)
《まとめ》
- 日経と近い動きをする。
- ボラの大きさから日経との連動性を意識して、買いと売りのポイントを見極めていく。
- 日経の底値後は右肩上がり、但し日経とは関係なく4社揃って急落するタイミングがある。先導役の株価が横ばい(2連続陰線)になったらサイン。
- 日本製紙は過去のチャートでは最もボラが大きいのに対して、現在は他と比べるとまだ急騰していない。